歌唱:霜月はるか
作詞:工藤順子
作曲:稲垣貴繁
編曲:稲垣貴繁
紡ぎかたを失敗して暴走してしまった詩魔法を消滅させる為のデバッガーのようなヒュムノス。その応用として、導力(エネルギー)体と物理体の移行が楽にできる敵に対し、そのどちらかに縛ることができる。
災いをもたらす眠りの姫、それが私に付けられた二つ名
この世のものとも思えない異形の者達を呼ぶ
時にそれは悪魔であり、時にそれはもののけであり
しかし私は目ざめと共に、ごくありふれた町娘となる。
それは夢の中での話
夢から生まれた悪魔は、悪魔のままにして終わればそれで良かった
だがしかし、私にはそれが許されなかった
悪夢より生まれし別の人格は、その瞬間現実と化し、この世界に現れる
夢から目ざめるまでの間、その悪夢は現実となり
悪夢が現実であるその時、現実は虚像となる
高名なる催眠術師も、偉大なるトランキライザーも、
災いをもたらす眠りの姫を口説き落とすことは出来なかった
なぜなら私は被害者でなく加害者であるから
それらは全て、私が私自身の深く唯蒼い海の中で望んでいる現実
遠い過去に受けた深い深い傷は、生々しい跡となりて
その亀裂よりこの世と海を通じ合わせた
蒼い海は現実を飲み干し、それでも飽きたらず無すらも喰らい尽くす
ならばせめてそのことだけでも受け入れましょう
そして私が生み出したこの現実ならざる者を
この世からパージし散らす責務は負いましょう
今ここに誓う
痛みを耐え傷口を塞ぎ、その獰猛なる邪魔を切り離さんことを
Ah-.
汚れた貴方のために、詩を謳います。悪霊よ離れたまへ
私は詩になる
汚れた貴方のために、詩を謳います。悪霊よ離れたまへ
綾織の闇と光纏い 舞い降りる天と地の間に
神の子
さあ目覚めよ 甦れ 遥かな静寂より
さあ目覚めよ 甦れよ さあ目覚めよ
魂の方舟と共に
さあ目覚めよ 声を上げよ 歓喜と絶望と
さあ目覚めよ 声を上げよ さあ目覚めよ
命 O
何を背負って生まれた
私の罪 O それは私の犯した最大の罪
あまたの星の一つに
私の罪 O それは私の犯した罪
私は詩になる
汚れた貴方のために、詩を謳います。悪霊よ離れたまへ
刻まれた罪と愛を胸に 終わらない夢と現行き交う
神の子
もう眠れよ 解き放て 輪廻の鎖から
もう眠れよ 解き放てよ もう眠れよ
魂の方舟と共に
もう眠れよ 横たわれ すべてを赦されて
もう眠れよ 横たわれよ もう眠れよ
命 O
何を守って旅立つ
私の罪 O それは私の犯した最大の罪
霧に埋もれた道標
私の罪 O それは私の犯した最大の罪
何を背負って生まれた
私の罪 O それは私の犯した最大の罪
あまたの星の一つに
私の罪 O それは私の犯した罪
…心の奥深く
心の奥深く かすかに確かに
繰り返す 私の 言葉と 旋律と
…声が聴こえる
想いの裏側で 大きく小さく 息をする
この世の 悪夢と 現実と
真実だけに 耳を澄まし
一つの声に 真実だけに 耳を澄まして
ただそれに 従う
ただ私は謳う…
何を憎んで目覚める
私の罪 O それは私の犯した最大の罪
そびえる塔の歪む音
私の罪 O それは私の犯した最大の罪
何を信じて眠れる
私の罪 O それは私の犯した最大の罪
記憶を灯す腕に
私の罪 O それは私の犯した罪
Mala Mala nostra pelle nostra pelle
さあ目覚めよ 甦れよ さあ目覚めよ
魂の方舟と共に
もう眠れよ 解き放てよ もう眠れよ
魂の方舟と共に
さあ目覚めよ 甦れよ さあ目覚めよ
魂の方舟と共に
私は詩になる